痛みを発するタイミング

痛みを発するタイミング

痛みを発するタイミング

 トリガーポイントの痛みについていろいろと分析を進めてみると、この痛みはどうやら「動作痛」によるケースが多いようです。「動作痛」というのは、トリガーポイント活性化のステップにおける第2段階にあたる「潜在性トリガーポイント」のステップから始まります。ことばの通り、何らかの動きの際にトリガーポイントが痛みを発します。

 

 

 

 では、どういった動作のときにトリガーポイントは痛みを発するのか――これは非常に大きなポイントです。「動く」ということは、どこかの筋肉を必ず使っていることになりますから、当然動いた筋肉のどこかにトリガーポイントが潜んでいて、それが悪さをしている・・・ということになるのですが、そこまではわかっていても、動きのほとんどが無意識に行われるわけですから、もっと何か手掛かりがないと、トリガースポットの所在を知るのは難しくなってしまうでしょう。

 

 そこで、次のようにいくつかのパターンに分けて、絞り込んで考えることにします。筋肉の動きによって変化する筋肉の状態は、主に次の3つのパターンが考えられます。

 

 ひとつ目は、「収縮時の痛み」です。筋肉が収縮する状況というのは、つまりその部分の筋肉を使う(力が入る)ときです。

 

 ふたつ目は、「短縮時の痛み」です。「短縮」というのは、他の部分の動きによって、当該部分の筋肉が短くなるときのことです。

 

 そしてみっつ目が、「伸張時の痛み」です。これは「短縮時の痛み」とはまったく逆の状態で、他の部分の動きによって、筋肉が引っ張られて伸びている状態に起こる痛みです。

 

 

 

 特に「収縮時の痛み」については、さらに細分化して状況を分析することができます。

 

 まずは、「筋肉の長さは変わらない(伸縮しない)とき」、すなわち、その場で力を入れるような状態のときです。この状態でもトリガーポイントは痛みを発します。ただ立っているだけ、という状態における痛みは、このタイプの痛みであると言えます。

 

 次に、「短縮性収縮」という状態のときを考えます。この場合は、「力こぶ」を作るときにできる、あのコブがその状態の典型例です。そして、このときに、肘よりも手首寄りの腕のほうは、筋肉が伸びている状態になります。これを「伸張性収縮」と呼び、「短縮性収縮」のときも「伸張性収縮」のときも、トリガーポイントは痛みを発することが知られています。

 

 

 

 このように、力を入れたり、関節を曲げ伸ばししたりしたときの筋肉の伸縮によって、トリガーポイントは「痛み」を発することがわかります。これを、ひとつの注意の目安とできれば、痛みのタイミングを知る手掛かりになるのではないでしょうか?

 

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